海外情勢

カンボジア、「悪質な中国マネー」排除に着手 オンライン賭博営業中止へ (1/3ページ)

 カンボジア政府は8月、オンライン賭博の営業許可の発行を中止すると発表した。発行済みの営業許可は有効期限まで利用できるが、その後は更新されないという。カンボジアでのオンライン賭博のライセンス保持者は中国人が多く、中国本土にいる中国人を対象にしたオンライン詐欺に関与しているグループも多いことから、違法ビジネス一掃が目的とみられる。

 海浜リゾートに集中

 カンボジアにおけるオンライン賭博営業の実態ははっきりしていないが、ライセンス保持者の多くが南東部の海浜リゾート・シアヌークビルに集中しているとみられている。「中国化したカンボジア」の象徴として、メディアでも多くとりあげられるようになった街だ。カンボジア在住の中国人ビジネスマンによると、シアヌークビルに流れ込む「中国マネー」には、オンライン賭博や、賭博の営業に見せかけたオンライン詐欺による利益も含まれているという。

 7月2日付のプノンペン・ポスト紙によれば、プレア・シアヌーク州当局は、シアヌークビルのビジネスの約90%は中国資本であると公表している。また、調査によれば、ホテル・ゲストハウス156軒のうち150軒が中国資本。カラオケクラブやマッサージ店も同様で、レストランは436軒のうち95%が中国人の経営だという。それを裏付けるように、中国とシアヌークビルとの直行便は、15都市との間に毎週181便もある。

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