海外情勢

中国の外資呼び込み不透明 資産購入枠の撤廃は“象徴的意味合い”か (1/2ページ)

 中国政府が、外国人投資家に対する投資規制を撤廃し、効果が注目されている。

 中国が初めて外国人投資家にアクセスを許可したのは約20年前。中国国家外為管理局(SAFE)の10日発表によると、国外の投資家は中国の株式と債券を購入するため投資枠の承認を受ける必要がなくなり、3000億ドル(約32兆円)に設定されていた中国資産購入合計額の上限は撤廃された。投資枠のほぼ3分の2は使われていなかった。

 中国当局は国際取引での人民元使用を増やそうとしているほか、国際収支均衡化のため外国資本の流入を促そうとしている。投資枠撤廃は、中国の金融システムを世界に開放する一歩でもある。

 SAFEは声明で、適格外国機関投資家(QFII)と人民元適格外国機関投資家(RQFII)の両制度を変更し、外国人投資家が中国の証券に投資する際に必要なのは事前の登録だけになると説明。これにより「中国の債券と株式の市場はより幅広く国際市場に受け入れられるようになる」とし、市場の開放と国際的な金融取引の簡便化をさらに進めていく決意を改めて示した。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus