国内

「商品券の活用で増税負担軽減を」 経済再生相が準備視察

 消費税率10%への引き上げまで1週間を切った中、西村康稔経済再生担当相は25日に埼玉県川口市の商店街を訪れ、消費税増税に合わせて実施されるプレミアム付き商品券事業の準備状況を視察した。西村氏は記者団に「商品券をうまく活用することで、(増税に伴う)負担の軽減につなげてもらえれば」と話した。

 プレミアム付き商品券の事業は低所得者と子育て世帯を対象に、増税に伴う家計の負担の緩和などのために行う。1人最大2万5000円分を2万円で購入でき、小売店などでの買い物に利用できる。内閣府によると利用可能店舗数は今月13日時点で46万店に達した。

 西村氏は記者団に、足元の個人消費について「雇用・所得環境の改善で底堅いものがある」と指摘。消費者心理は悪化が続いているが、「経済の変調があればしっかりと対策を打っていきたい」と改めて述べた。

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