海外情勢

フィリピン、「ジープニー」新車切り替えは期限1時間前?

 フィリピン政府は、公共交通機関の近代化計画として伝統的な乗り合いバス「ジープニー」の新型車両への切り替えを掲げたが、足元では思うように進んでいないようだ。経済紙ビジネスワールドが伝えている。

 ジープニーは米軍が放出したジープを改造したのが始まりで、庶民の足として使われてきた。だが「黒煙もくもく」のジープニーによる環境汚染が深刻化し、比政府は2017年、20年6月までに新型ジープニーに切り替える計画を打ち出した。計画では、古い車両は新しい車両と交換し、使用年数が15年以上の車両は廃車とすることを求めている。

 だが、現状で街中を走る新型ジープニーはわずか4000台。比運輸省の陸上輸送営業許可・規制委員会は、「新型ジープニーの普及は、政府が20年半ばまでを目標としていた17万台を大きく下回っている」と指摘した。同委員会は一方で、「締め切りまでの残り時間は十分ある」との見方も示している。「フィリピン人は期限1時間前に物事を達成する習慣がある」と、同委員会のトップ、ロナルド・コルプス委員長は楽観的に話した。(シンガポール支局)

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