海外情勢

「一国二制度」を堅持 中国・習国家主席、建国70年行事で表明 (1/2ページ)

 中国は1日、建国70年の節目となる国慶節(建国記念日)を迎えた。習近平国家主席は同日、北京の天安門広場で、恒例の軍事パレードを前に演説し、香港で抗議デモが続いていることを念頭に、「一国二制度」を堅持する考えを表明した。また、「いかなる勢力も偉大な祖国の地位を揺るがすことはできず、中国人民の前進への歩みを妨げることはできない」と語り、米国との間で長期化している貿易やハイテク分野の覇権をめぐる争いに屈しない姿勢を示した。

 党の支配力強化

 中国の経済成長は数十年ぶりの低水準に減速し、アジア有数の金融拠点の一つである香港では暴力的なデモ活動が続いている。こうした脅威が多発する中、共産党の支配力を強化しようと、祝賀行事の進行は綿密なお膳立ての上で進められた。

 習氏は「平和統一、一国二制度の方針を引き続き堅持しなければならない」「香港とマカオの長期にわたる反映と安定維持に引き続きコミットする」などと述べた。香港の安定のほか、中華民族の結束、祖国の「完全統一」を呼びかけた。

 習氏は前日の9月30日に北京で行った演説の際、香港と本土の関係は改善すると述べ、「明日はもっとよくなる」と訴えた。

 緊張状態の香港では、警察艇がビクトリアハーバーを巡回。警察とデモ隊による大規模な衝突が起こった場所の近くにある複数の駅が閉鎖され、抗議活動の対象になった商業施設が臨時休業した。

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