国内

FRB、追加利下げに含み 議長、好景気「長く維持」

 米国の中央銀行に当たる連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は4日、「米経済はいくつかのリスクに直面しているが、良い状態だ」とした上で、「これをできるだけ長く維持するのがわれわれの仕事だ」と述べ、追加利下げに含みを持たせた。ワシントンで開かれた討論会で語った。

 FRBは7月と9月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを決めたが、米製造業の景況指数が約10年ぶりの低水準になったのに続き、非製造業の景況指数も低下。市場では、FRBが景気を下支えするため今月下旬に開くFOMCで今年3回目の利下げを決めるとの見方が多い。

 一方、パウエル氏は「失業率は約50年ぶりの低さだ」とし、物価上昇率は「目標の2%に近いが、少し低い」と語った。(共同)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus