海外情勢

中国人民日報、アップルを批判「香港デモ助長」 アプリ・楽曲やり玉

 中国共産党機関紙の人民日報は8日、米アップルが香港警察の活動を表示するアプリ配信を認め、過激化する抗議活動参加者の間でテーマ曲となっている楽曲を「iTunes(アイチューンズ)」ストアで取り扱っているとして、同社の判断を批判した。

 人民日報は論説で、香港の抗議活動参加者が「HKmap.live」アプリを使って警察の位置を把握しており、違法な活動を助長していると主張。アップルは同じ理由からこのアプリの配信を当初認めていなかった。

 また、同紙が香港の独立を唱えていると指摘する楽曲「香港に栄光あれ」はアイチューンズから削除された後、「復活した」と説明。9日午前時点では、同曲は中国本土と香港のアイチューンズストアで利用できなくなっている。

 人民日報は「重ね重ねアップルの行動は理解に苦しむ。人々はその意図を疑う必要がある」と表明。「こうした向こう見ずな行為はアップルにとって多大な問題を招くだろう。同社は深く考える必要がある」と記した。

 一方、アップルは一部の「iPhone(アイフォーン)」から台湾の旗の絵文字を削除した。言論の自由を支持しつつ、中国にも配慮することを両立させる難しさを浮き彫りにしている。同社が基本ソフト「iOS13」の新バージョンを公開した後、香港とマカオで販売されたアイフォーンのソフト経由で変更が加えられた。(ブルームバーグ Kelly Li)

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