国内

トランプ氏「非常によい交渉」 米中閣僚級 為替も討議

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は10日、初日日程を終えた中国との閣僚級協議が「非常によい交渉だった」と述べ、11日も協議を継続することを明らかにした。交渉関係者によると、7月下旬以来となる今回の閣僚会合は、中国の為替問題も議題に浮上した。両国は、中国の米農産品購入などと並び、特定の争点で妥協点を探る。

 トランプ氏は中国交渉団の劉鶴副首相とホワイトハウスで11日に会談するとツイッターで表明した。10日の協議後には記者団に「うまくいくだろう」と楽観的な見通しを示した。

 協議前に米中双方の交渉団と会談した米商工会議所幹部のブリリアント氏は10日、電話会見で、中国の通貨・人民元の為替相場が討議されると指摘した。同氏は「米中が妥結を探っている最中だ」と語った。米国は、中国が不当に元安誘導していると問題視。為替分野では今年初め、米中がいったん合意したものの、8月に米国が中国を「為替操作国」に認定した。

 ブリリアント氏によると中国交渉団は、金融や自動車などの市場開放策について米国側と話し合う公算が大きい。中国は抜本的な構造改革には慎重姿勢を貫いている。米中が包括的な貿易合意を後回しにし、個別の争点で合意案を目指す選択肢が浮上している。

 米政府は、今月1日に予定した対中制裁関税の税率引き上げを15日に延期。閣僚協議で、中国による米農産品購入などと並び、為替問題などの個別分野で進展すれば、制裁強化を再延期する可能性がある。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus