国内

香港IR大手 大阪への参入を表明も「横浜と両にらみ」

 マカオに拠点をもつ香港のカジノ大手ギャラクシー・エンターテインメント・グループは23日、大阪市内で記者会見し、大阪府市が誘致を進める統合型リゾート施設(IR)への参入準備を進めていると表明した。京都市や神戸市など周辺に観光資源が豊富で訪日外国人客の高い人気を評価した。

 大阪のIRをめぐってはオリックスと組む米MGMリゾーツ・インターナショナルと、シンガポールのゲンティン・シンガポールが名乗りを上げており、3グループで競い合う構図となりそうだ。

 ギャラクシーのテッド・チャン日本地区最高執行責任者は23日、産経新聞社のインタビューに応じ、大阪府市が求める2025年の大阪・関西万博までの開業は時間的に厳しく「ホテルやカジノなど一部施設のみの部分開業になる」と述べた。一方で「日本への参入機会を逃すわけにはいかない」とも述べ、横浜市への参入も視野に入れていると明かした。数カ月以内にどの都市で実現を目指すか判断する。

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