国内

「一晩考えた」辞任会見で悔しさにじませた菅原氏

 「一晩考え、今朝、自ら決意した」。25日午前8時半過ぎ、辞表を提出した菅原一秀経済産業相は、衆議院本会議場の廊下で待つ報道陣の前に姿をあらわし、こう説明した。身を引くのは国会運営への配慮と説明する一方、「秘書が香典を出したことは後で知った」と述べ、自らの指示ではないと強調した。

 会見では、菅原氏を数十人の報道陣が取り囲んだ。菅原氏は激しくフラッシュがたかれる中、淡々とした表情で「ただいま安倍総理に辞表を提出した」と自ら切り出した。

 普段と変わらない大きな声で淡々と、冷静な表情で記者の質問に答えた菅原氏だが、「任期途中で経産相の職を辞することは慚愧(ざんき)に堪えない思いだ」などと悔しさをにじませる場面もあった。会見開始から4分余りで広報担当者が終了を告げると、菅原氏は足早に立ち去った。

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