海外情勢

習氏にさらなる権限集中へ 4中総会開幕、主要指導者入れ替えも

 中国共産党の第19期中央委員会第4回総会(4中総会)が28日、北京で開幕した。200人を超える中央委員が集まり、31日まで4日間の日程で行われる。2018年2月の3中総会以降、中国はさまざまな経済的な課題に直面しているが、習近平総書記(国家主席)は政治問題を中心議題に据えることが見込まれている。

 中国の改革開放路線が約40年前に始まって以降、総会の間がこれほど空いたことはなかった。国営メディアは「党指導者が中国の特色を備えた社会主義制度を堅持し、改善させ、統治に向けたシステムと能力の強化につとめることになるだろう」と報じた。こうした難解な言葉遣いは、習氏にさらに権限を集中させるための討議が幅広く行われことを示唆しており、4中総会で一部の主要指導者が入れ替わる可能性もある。

 北京の調査会社トリビアム・チャイナの共同創業者、トレイ・マッカーバー氏は「習氏は中国の統治制度を『党が政治や経済から社会、文化、環境、党自体に至る全てを抱合する広範なシステム』と定義しているため、これら全てに渡って包括的な統治に着手する可能性がある」と指摘する。

 習氏はここ数カ月、過度な安心感を持つことについて繰り返し警告している。先月の演説では、一部の幹部が山積する党の課題について弱腰で戦う意志がないと不満を募らせていた。課題の一つは米中貿易戦争の影響で、中国は今年の国内総生産(GDP)の伸び率を約30年間で最低と予測している。(ブルームバーグ Peter Martin)

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