海外情勢

タイ中銀、0.25%利下げ 過去最低に並ぶ 経済刺激・通貨高を抑制

 タイ銀行(中央銀行)は6日、政策金利となる翌日物レポ金利を0.25%引き下げ1.25%とした。経済の押し上げと通貨バーツ高を抑制するのが狙い。この3カ月で2度目の利下げにより、政策金利の水準としては過去最低に並んだ。

 タイ中銀の発表によれば、金融政策委員会は5対2の賛成多数で0.25%の政策金利引き下げを決定したという。ブルームバーグの調査ではエコノミスト26人のうち、16人が0.25%の利下げを予想していた。

 2019年のタイの経済成長は5年ぶりの低水準にとどまる見込みで、当局は景気浮揚のために金融、財政支援に力を入れている。バーツは過去1年に対ドルで約9%上昇と、貿易依存度の高い同国の輸出や観光に歯止めをかけている。

 一方、物価上昇は抑制された状態が続いている。10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.11%上昇と2年間で最低の伸びで、中銀の年間目標の1~4%を大きく下回った。

 ウッタマ財務相は今週、金融政策の管理向上のために中銀が来年のインフレ率の目標幅を狭める提案をしたことを明らかにしている。

 中銀は既にバーツ高対策として短期の資金流入抑制策を講じてきた。今後は資本流出規制を緩和する計画を明らかにした。(ブルームバーグ Suttinee Yuvejwattana)

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