中国自動車工業協会が11日発表した10月の新車販売台数は前年同月比4・0%減の228万4千台だった。米中貿易摩擦による市場低迷が止まらず、16カ月連続で前年実績を下回った。下落率は9月より縮小した。
乗用車が5・8%減の192万8千台、商用車は7・0%増の35万7千台とプラスを維持した。政府が普及を進める電気自動車など「新エネルギー車」は45・6%減と苦戦が続いた。
10月の日系大手4社の販売は、ホンダを除くトヨタ自動車と日産自動車、マツダの3社が減少となった。
中国政府は消費てこ入れのため、環境対策で各地が実施している自動車の購入規制撤廃を呼びかけているが、時間がかかりそうだ。(共同)