海外情勢

世銀、ウイグルの活動縮小へ 少数民族弾圧に資金流用指摘

 世界銀行は11日、中国・新疆ウイグル自治区で進めているプロジェクトの規模を縮小し、監視を強化する方針を明らかにした。中国による少数民族ウイグル人弾圧を支援するために世銀の資金が使われている可能性があるとの懸念を受けて、実態調査を行っていた。

 今回の調査は、中国問題に関する米連邦議会・行政府委員会(CECC)のジェームズ・マクガバン下院議員とマルコ・ルビオ上院議員がマルパス世銀総裁に宛てた8月の書簡を受けて実施された。両議員は、世銀の同自治区での取り組みと同時に、中国・西部で少数民族の拘束が行われていることに懸念を示していた。

 世銀は11日の発表で、調査でこうした疑惑は立証されなかったと指摘。世銀は同自治区の公立職業訓練学校を支援するため、2015年に5000万ドル(約54億6000万円)の融資を承認していた。世銀はこれらの学校に関する広範かつ監督困難なリスクなどを考慮し、プロジェクトの規模を縮小すると説明した。(ブルームバーグ Jeff Kearns)

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