海外情勢

現金“解放”でレポ市場安定 JPモルガン、常設ファシリティー提案

 米金融当局は大手銀行が現在保有している「現金のかなりの部分」を解き放ち、資金調達のストレスを防ぐ恒久的なツールを設計することが可能だ。JPモルガン・チェースのストラテジストらが提案した。

 ジョシュア・ヤンガー氏らストラテジストは10月31日のリポートで、金融当局は全ての預金金融機関が利用でき、破綻処理計画のための流動性源として利用できる常設のレポファシリティーを創設できると指摘。これにより、銀行が規制への対応で保持している現金が解放され、「準備金が銀行システム内でより均等に分配されることが可能になる」と説明した。

 JPモルガンなどは9月のレポ市場での資金逼迫(ひっぱく)の一因は金融危機後の銀行規制だと主張している。ジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は10月15日にアナリストらに、同行には現金があったが規制のせいでレポ市場を落ち着かせるためにそれを活用することができなかったと語った。

 ヤンガー氏らストラテジストも、銀行が9月にレポ市場の「秩序を守れなかった」のは資金がなかったためではなく「資金を使う能力」が制限されていたためだとリポートに記した。(ブルームバーグ Alex Harris、Ben Purvis)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus