数字から見えるちば

学術・開発研究機関数全国7位 湾岸と常磐エリアの力生かせ ちばぎん総研主任研究員・福田宏治 (1/2ページ)

 千葉県の学術・開発研究機関の事業所数は230事業所で全国7位、従業者数は1万865人で全国10位となっている。全国上位には東京、神奈川、大阪が並んだ後、茨城(つくば市など)、北海道(食品関連など)、愛知(自動車関連など)が続く。

 県内を地域別にみると、東京湾岸エリアと常磐・つくばエクスプレス沿線エリアへの集積が目立つ。前者は主に鉄鋼・石油・石油化学などの素材やエネルギー関連の研究施設が多く集積しており、特に千葉市や袖ケ浦市、富津市など京葉工業地域を含む湾岸10自治体で県全体の事業所数の約6割、従業者数で約7割を占めている。

 木更津市のかずさアカデミアパークでは、かずさDNA研究所などライフサイエンス関連や食品関係の研究施設なども立地して研究開発対象は幅広いが、新素材関連でも、車体軽量化のための鋼材・樹脂や軽量で長持ちする電池の素材、環境に優しい新エネルギー開発など、次世代自動車向けの素材の研究施設が沿岸部に少なくない。

 一方、後者の常磐・つくばエクスプレス沿線エリアの中核的な研究開発拠点は柏市で、事業所数・従業者数ともに県内3位となっている。市内には東葛テクノプラザなどのインキュベーション施設や産業技術総合研究所柏センター、イノベーションフィールド柏の葉などの先端研究施設に加えて、東京大学(新領域創成科学研究科など)や千葉大学(環境健康フィールド科学センターなど)といった研究開発拠点も柏の葉地域に多く立地している。

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