国内

20年産コメ生産、最大で717万トン 需要縮小で減少続く

 農林水産省は20日、2020年産の主食用米について、需要に見合った全国の生産量は708万~717万トンになり、19年産の当初予測(718万~726万トン)より10万トン程度減少するとの見通しを発表した。人口減や食生活の変化に伴うコメの需要縮小で減少が続いている。供給過剰になれば価格下落につながるため、飼料用米や麦・大豆などへの転作の取り組みが課題となりそうだ。

 国は18年産から生産調整(減反)を廃止したが、需要に応じた作付けをするよう求めている。農水省が示した需給見通しは自治体などが自主的に設定する「目安」への影響が大きく、事実上の目標値となる。

 20年7月~21年6月のコメの需要量は前年同期の当初見通しより9万トン減の717万トンと見込んだ。20年6月末の在庫量は189万トンと、安定供給の目安とされる180万トンを9万トン上回ると推計。需要量の予測からこの9万トンを差し引いた範囲の708万~717万トンを20年産の生産量の適正水準と判断した。

 一方、既に収穫シーズンが終わった19年産米は当初の生産量見通し718万~726万トンに対し、今年10月15日時点の予想収穫量は727万トンとなっている。出荷業者と卸売業者の相対取引価格の全銘柄平均は、ほぼ前年産並みで推移している。

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