ニュースレビュー

11.24~28 海外

 ■LVMH、ティファニー買収で合意

 フランスの高級ブランドグループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」(LVMH)は25日、米宝飾品大手ティファニーを約162億ドル(約1兆7700億円)で買収することで最終合意したと発表した。LVMHは買収で宝飾品事業を強化し、米国市場への進出拡大を狙う。

 ■米ネット証券2.8兆円買収

 米インターネット証券大手チャールズ・シュワブは25日、米同業のTDアメリトレード・ホールディングを約260億ドル(約2兆8500億円)で買収すると発表した。米ネット証券業界は取引手数料の無料化が広がり、収益が圧迫されており、両社は経営の効率化を進める。

 ■ロンドン、ウーバー営業許可せず

 ロンドン市交通当局は25日、スマートフォンのアプリで配車サービスを手掛ける米ウーバー・テクノロジーズの現地法人に対する営業許可を更新しないと発表した。免許を取り消された運転手を使うなど安全上のリスクが理由。ウーバー側は不服申し立てを行う方針だ。

 ■FB、米で市場調査アプリ

 米フェイスブック(FB)は25日、米国で市場調査用のアプリ「フェイスブック・ビューポインツ」を始めたと発表した。FBのほか、傘下アプリのインスタグラムやワッツアップ、VR(仮想現実)端末の利用者の意見を聞き、サービスや製品の改善に役立てる。

 ■アリババ、香港上場 世界最大級IPO

 中国のインターネット通販最大手アリババグループは26日、香港証券取引所に株式を上場した。公開価格は176香港ドル(約2460円)で新株は5億株を発行した。資金調達額は約1兆2000億円に達し、今年の世界最大級の新規株式公開(IPO)となった。

 ■米、通信機器購入で規制案

 米商務省は26日、米国の通信網に過度の危険を及ぼす可能性のある製品購入を、米企業に禁じる規制案を発表した。安全保障の脅威となる恐れがある中国製品を念頭に、米市場から排除する狙いがある。産業界などの意見を踏まえ、詳細を決める。

 ■アウディ7500人削減

 フォルクスワーゲン(VW)傘下のアウディは26日、ドイツの生産拠点を中心に従業員7500人を2025年までに削減する計画を発表した。早期退職などを募り9500人を減らす一方、電気自動車(EV)生産やIT化に対応するため、最大2000人分の仕事を新設するという。

 ■欧州「気候非常事態」宣言

 欧州連合(EU)欧州議会は28日、フランス・ストラスブールで開いた本会議で「気候非常事態」宣言を採択した。EUの行政執行機関、欧州委員会や加盟国などに対し「手遅れになる前に(気候変動の)脅威と闘い、封じ込める早急な具体的行動」を取るよう求めた。

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