海外情勢

香港長官、今年度は財政赤字に 「香港経済は内憂外患」

 【香港=藤本欣也】香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官は3日、定例の記者会見を行い、長期化する反政府デモの影響などを受けて、今年度の財政収支が赤字になる見通しであることを明らかにした。財政赤字は2003年度以来となる。

 林鄭氏は「香港は約半年に及ぶ社会の混乱と、米中貿易紛争という内憂外患に直面している」と述べた。

 米軍艦の香港寄港拒否など、中国政府が発表した対米報復措置については「中国の外交事務に関することであり、香港政府はこれに協力して対応するだけだ」と述べた。香港には高度な自治が保障されているが、外交・防衛は中国政府が管轄している。

 また、「香港の人権と自由は(香港の憲法である)香港基本法で保障されている。香港の自由が損なわれているとは考えていない」と主張し、米国で成立した「香港人権民主法」への反対を改めて表明した。

 中国外務省は2日、米国で同法が成立したことを受けた報復措置を発表、米軍艦の香港寄港拒否や、米国の非政府組織(NGO)に制裁を科す方針を示している。

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