海外情勢

米大統領、選対の取材拒否 ブルームバーグ・ニュースの「偏向」非難

 トランプ米大統領の選対本部は2日、ブルームバーグ・ニュースの記者に対し、大統領の政治集会を含め選対イベントの取材を認めない意向を表明した。マイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長ら民主党の大統領候補の調査報道を行わない方針をブルームバーグが示したことが理由だとした。

 ブラッド・パースケール選対本部長は声明で、ブルームバーグ・ニュースの報道方針について、トランプ大統領に不利だと指摘。「彼らが偏向を公然と表明した以上、トランプ氏の選対は今後、集会などの選挙イベントでのブルームバーグ・ニュースによる取材を許可しない」との立場を打ち出した。ブルームバーグ氏はブルームバーグ・ニュースの親会社ブルームバーグ・エル・ピーの創業者で、過半数の株式を保有している。

 ブルームバーグ・ニュースのジョン・ミクルスウェイト編集主幹は2日、「偏向との非難は事実と全く懸け離れている」と反論し、トランプ政権を公正に取材する方針を表明。ブルームバーグ氏が民主党候補指名争いに勝利し、本選でトランプ大統領と直接対決になった場合は方針を変更する可能性があるとしている。米紙ニューヨーク・タイムズのディーン・バケット編集長は「優良なニュース・メディアが米国の大統領、指導者について公正かつ正確に報道するのを妨げるいかなる措置も非難する」との立場を示した。これに対し、トランプ大統領はツイッター投稿で、ブルームバーグ・ニュースとニューヨーク・タイムズを批判した。(ブルームバーグ Alex Wayne)

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