中国新聞社によると、香港政府の陳茂波・財政局長はこのほど「経済環境が良好ではなく、税収や土地売却収入が減少している。さらに年半ばに緩和措置を再び打ち出したため、特別行政区政府は２０１９～２０会計年度に赤字となる見通しで、これは過去１５年間で初めて」と表明した。香港立法会（議会）財経事務委員会会議で、香港経済全体の最新状況について報告を行った際に述べた。陳氏は「特別行政区政府は一定の財政準備金を蓄えているため、現時点の財政状況は引き続き良好である」としたうえで、「政府は極めて大きな挑戦に直面しており、戦略性を備えた資産運用方針を引き続き打ち出し、財政資源の適切な活用と財政状況全体の安定維持を確保することにしている」と述べた。（ＲＰ＝東京）