海外情勢

中国と貿易合意「期限ない」 トランプ氏「米大統領選後まで待つのは良い考え」

 トランプ米大統領は3日、中国と貿易合意に至るのが1年後になっても構わないとの姿勢を示唆した。数週間内の第1段階合意に疑問符が付いた。

 トランプ大統領は訪問先のロンドンで記者の一人から、中国との貿易協議で年内に第1段階の合意取りまとめを見込んでいるかと問われ、「期限はない」と発言した。

 さらに「中国との合意を大統領選挙後まで待つのは良い考えだと思う。しかし中国はいま合意することを望んでいる。合意が適切なものとなるかどうか見てみよう」と述べた。

 長期化する米中通商対立に早急に終止符を打つ考えがないことをトランプ氏が示唆したことを受け、欧米株式相場は総じて下落。米国は12月15日に対中追加関税を発動する予定になっており、それまでに歩み寄りがあるとの投資家の期待は後退した。

 ロス米商務長官は3日、テレビ局CNBCに対して、15日の期限がきても何も変わらなければ、中国製品に追加関税を課す計画を実行すると述べた。

 同長官は「事態打開のチャンスは常にある」とも指摘し、双方の協議は続いていると述べたものの、特に重要な会合は予定されていないと話した。通商面では中国に対する「さらなる手段」を米国は保持しているとも語った。(ブルームバーグ Derek Wallbank、Jordan Fabian)

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