国内

新幹線の車いす席改善へ 国交省、検討会年内設置

 赤羽一嘉国土交通相は6日の記者会見で、車いすの人が新幹線を利用しやすくするため、予約手続きや専用スペースの改善に向けた検討会を年内に設置する考えを示した。「時間を要せずにできる施策は速やかに実施することを求める」と述べた。

 検討会はJR各社や障害者団体などで構成。さまざまな障害者団体で構成するDPI日本会議の佐藤聡事務局長は「長年改善を求めてきたことについて、議論が動きだすのはうれしい」と歓迎した。

 新幹線の車いす対応をめぐっては、れいわ新選組の木村英子氏が3日の参院国交委員会で、専用スペースが限られ、事前予約が必要なことに関して質問。赤羽氏は「JR(各社)の対応は残念。けしからん話だ」と批判した。

 車いすスペースについて、利用時は2日前までに申し込むよう案内しているケースが多い。国交省のガイドラインは、鉄道会社に対し、一つの列車の客室に2カ所以上設けるよう求めている。

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