令和2年度予算案

農水関係に2・4兆円 輸出、高付加価値化に重点

 農林漁業関係では2兆4117億円を計上し、国内農業の競争力を高めるため農産品や食品の輸出拡大、高付加価値化に乗り出す。

 輸出手続きを一元化したり、課題を調査したりする省庁横断の司令塔組織の創設に12億円を充てる。欧米に食品を輸出する際に必要な衛生管理の国際標準「危険度分析による衛生管理(HACCP)」に対応するための施設の改修費などには15億円を措置した。輸出拡大が見込める和牛や乳用牛の生産拡大に30億円を割り当てる。

 日米貿易協定の発効に伴い、輸入小麦は事実上、関税が下がる。このため麦など畑作の経営安定を支援する直接支払交付金に、前年度比165億円増の2163億円を投じる。

 このほか、家畜伝染病、豚コレラ(CSF)、アフリカ豚コレラ(ASF)などの家畜伝染病の予防にかかる経費や畜産経営の手当金として、53億円増の101億円を充てる。

 一方、赤字が続く農林水産省所管の官民ファンド「農林漁業成長産業化支援機構」(A-FIVE)が要求していた115億円の財政投融資については、組織の抜本的見直しに伴い取り下げた。

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