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ベトナム 出前アプリ、プラットフォーマー群雄割拠 (1/2ページ)

 フードデリバリーのベトナム市場は、独調査会社スタティスタによると、2018年に約1億5000万ドル(約164億円)規模となっている。このうち店舗で注文を受け付ける比率が最も高く、金額でおおよそ1億2000万ドルだ。

 一方で、インターネット出前アプリを中心とするサードパーティー(第三者)のプラットフォームを活用した注文は約3000万ドル規模だが、17~18年の1年で46%も成長した。

 スマホ普及が後押し

 越フードデリバリー市場におけるサードパーティーは、今後も高い伸びが予想されている。17~23年、市場全体の年平均成長率予測が28.5%なのに対し、サードパーティーは41.6%だ。

 ハバス・リバーオーキッドの調査(17年)によると、ベトナムで各種プラットフォームを利用したフードデリバリー市場が成長する背景には、「利便性」(65%)、「悪天候」(25%)、「大人数での食事」(6%)、「品ぞろえの豊富さ」(6%)などが主な理由となっているように、時間節約を図りたい市民の思惑があるといっていいだろう。また、スマートフォンの普及も利用を後押ししている。

 15年7月にベトナムのスタートアップ企業、フーディーが設立した「ナウ(旧デリバリー・ナウ)」は、スマホアプリから注文が可能だ。16年半ばには事業を軌道に乗せ、17年には1日当たりの注文数が1万件に達したと報じられている。

 18年からは、配車サービス大手グラブ(シンガポール)のネット出前「グラブフード」や、ゴジェック(インドネシア)の「ゴーフード」などの外資企業に加え、「ロジ(Lozi)」「ベトナムエムエム(Vietnammm)」「リクシテック(Lixi tech)」「アハムーブ(Ahamove)」といった国内企業も相次ぎ市場に参入した。

 もっともその後、物流事業を主とするエスコマース(Scommerce)傘下のアハムーブが展開していた「ララ」は、割引による販促に頼りすぎたことで収益が悪化し、撤退。業績が好調だったベトナムエムエムはベトナム市場に参入していた独系の「フードパンダ」を買収したが、業績悪化により韓国系の「ウーワ・ブラザーズ(Woowa Brothers)」に事業を売却するなど、競争激化の影響は小さくない。

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