海外情勢

マカオで返還20周年式典 習主席、一国二制度の成果強調

 【マカオ=藤本欣也】ポルトガルから中国へ返還されて20日で丸20年を迎えたマカオで同日、返還20周年記念式典が開催された。出席した中国の習近平国家主席は演説で、反政府・反中デモが続く香港を念頭に、「マカオの一国二制度は市民に支持された」とその成果を強調した。

 記念式典には、香港政府トップの林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官も出席した。

 また、8月に間接選挙で選ばれた賀一誠行政長官(62)率いるマカオの新政権が同日、発足した。

 賀氏は1999年の返還後、3人目の行政長官となる。任期は5年。

 行政長官は再任可能でこれまでの20年間、いずれも親中派の何厚●(=金へんに華)(か・こうか)氏、崔世安(さい・せあん)氏が10年ずつ務めてきた。

 マカオ生まれの賀氏は中国の浙江大で経済を学び、父親が創業した電器会社の代表を務めた。一方で中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員やマカオの立法会(議会)議員、議長などを歴任。政治・経済両面で中国とのパイプが太いことで知られる。

 マカオのカジノ収入は2006年に米ラスベガスを抜いて世界一。マカオの歳入の80%以上がカジノの税収で、カジノ依存型の経済の多角化をどう進めるかが新政権の課題となる。

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