ニュースレビュー

Friday eye 1.10

 ●19年訪日客3188万人で最多更新

 2019年に日本を訪れた外国人旅行者は推計3188万人で、7年連続で過去最多を更新したことが10日分かった。赤羽一嘉国土交通相が記者会見で明らかにした。ただ日韓関係の悪化に伴う韓国人客の激減が響き、前年比は2.2%の微増。対前年伸び率が1桁にとどまるのは2年連続で鈍化傾向が鮮明だ。

 政府は東京五輪・パラリンピックがある今年の訪日客を4000万人とする目標を掲げる。しかし日韓の航空網は既に縮小されており、韓国人客の急回復は見込めず、目標達成は厳しい状況だ。

 ●トヨタ労連、ベア3000円以上目安

 トヨタ自動車グループの労働組合でつくる全トヨタ労働組合連合会は10日、愛知県豊田市で中央委員会を開き、2020年春闘でベースアップ(ベア)を要求し、実質3000円以上を目安とする方針を決めた。前年と同水準となる。各社の事情に応じた交渉につなげるため、ベア額だけでなく、定期昇給維持分なども合計した賃上げ総額を重視する姿勢は維持する。

 年間一時金(ボーナス)も前年に続き、5カ月以上を要求する。方針では、競争力の強化に向けた働き方改革の推進などを求めることも盛り込んだ。

 全トヨタ労連は19年春闘から、ベアのみに着目せずに賃金水準を重視する方針に転換している。

 ●11月景気指数0.2ポイント下落

 内閣府が10日発表した2019年11月の景気動向指数(2015年=100、速報値)は、景気の現状を示す一致指数が前月比0.2ポイント下落の95.1だった。一致指数の推移から機械的に決める基調判断は、4カ月連続で景気後退の可能性が高いことを示す「悪化」とした。4カ月連続は12年10月から13年1月の期間以来となる。世界経済の減速や台風19号による工場被災で企業の生産活動が低迷した。消費税増税による節約志向も影響したとみられる。

 指数の水準は13年2月(93.8)以来、6年9カ月ぶりの低さだった。景気の不安定さが増していることが確認された形だ。

 ●ATM送金、初回から有料に

 ゆうちょ銀行は10日、同銀の口座間送金「電信振替」で、これまで月1回まで無料だったATM(現金自動預払機)による送金を初回から有料化すると発表した。無料だった通帳や貯金証書の再発行料金も1100円とする。料金改定は4月1日から。

 低金利環境の長期化に伴う収益悪化や、事務コストの増大に対応する。ATMによる電信振替は、利用回数にかかわらず1回当たり100円にする。これまでは月1回は無料で、2回目以降は125円だった。千数百万人の利用客が料金改定の影響を受けるという。

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