海外情勢

米GDP0.5ポイント押し下げも 20年試算、下請けは大規模人員削減へ

 米航空機大手ボーイングの「737MAX」をめぐる問題は米経済や同社の取引企業にも大きな影響を与える見通しだ。

 ムニューシン米財務長官は13日、FOXニュースとのインタビューで、同社をめぐる問題が2020年の米国内総生産(GDP)伸び率を0.5ポイント押し下げる要因になるとの試算を明らかにした。

 それでも、米経済成長率は2.5%前後になるとの見解を示した。

 737MAXは2件の墜落事故を受け、現在も運航が停止されている。ボーイングの時価総額はこの間、500億ドル(約5兆5000億円)余り減少。運航再開時期も不透明だ。

 一方、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは13日、737MAXへの部品供給で最大手のスピリット・エアロシステムズの無担保社債の格付けを2段階引き下げ、ジャンク級の「Ba2」にしたと発表した。ボーイングの資金繰りが急速に悪化しかねないことを理由に挙げた。

 スピリットは、同社の年間売上高の50%以上を占める737MAXの減産が見込まれていることを受け、カンザス州にある拠点の従業員約2800人を削減する計画だ。(ブルームバーグ Rich Miller)

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