海外情勢

米議会、新NAFTA承認 大統領、近く署名へ

 【ワシントン=塩原永久】米上院は16日、米国、カナダ、メキシコの3カ国による北米自由貿易協定(NAFTA)を見直した新協定を賛成多数で承認した。トランプ米大統領が来週にも署名する見通しで、米国とメキシコで批准のめどがついた。残るカナダが批准作業を終えれば、30日後に発効する。北米で事業展開する自動車メーカーなどの日系企業は、経営環境が見通しやすくなる。

 新協定の名称は「米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)」で、下院は昨年12月に実施法案を可決していた。上下両院の採決で超党派の賛成を得た。

 米国に不利な内容になっているとして、トランプ米大統領がNAFTAの見直しを主張。3カ国が一昨年に合意した新協定は、米国などで生産を増やす狙いから、自動車の関税撤廃基準を厳しくしたり、高い賃金の工場で製造するよう促す新たな規定を設けた。

 米国は15日、中国との貿易協定に署名した。ムニューシン米財務長官は、対中協定とUSMCAの効果で米国内総生産が0・5~0・75ポイント押し上げられるとの試算を米テレビに語った。トランプ氏の大統領選にも追い風となりそうだ。

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