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「ロナウドかメッシ」の行動理論を活用 経産省のレジ袋有償化実験で (2/2ページ)

 ロナウド選手、メッシ選手は世界を代表するサッカーのトップ選手で、どちらが上かは、サッカー好きで大きな論争になる。この点に目を付けたロンドンのある団体が、「世界ナンバーワンのサッカー選手は?」と書かれた吸い殻入れに、ロナウド選手とメッシ選手の名前をつけ、たばこの吸い殻の数で投票させるようにした。その結果、たばこのポイ捨てが激減した。

 この団体はもともと、ロンドンのたばこポイ捨てを問題視していて、対策を検討していた。この「タバコの吸殻で投票するアンケートボックス」がポイ捨てではなく、吸い殻入れへの「投票行動」をとることにつながり、環境の改善を導き出した。

 トイレのハエはナッジ理論の代表格だ。オランダ・アムステルダムのスキポール空港は、男子トイレの小便器周辺の、床の汚れに悩んでいた。

 そういった中、小便器の中に、1匹のハエを描いた。そうすると的に向かって狙いを定める人が多く、その結果、小便器の床の汚れが少なくなり、清掃コストを削減できたという話だ。日本の居酒屋などでも同様の取り組みが実施されているのでなじみはある。

 今回、経産省としては、ちょっとしたカードのコンテンツの違いで、レジ袋辞退率の「比較検証」を進める狙い。顕著な結果が出れば、スーパーマーケットなどに比べ、レジ袋有償化が遅れているコンビニ業界の取り組みを側面支援できることになる。

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