海外情勢

FRB、銀行規制を緩和 新興企業投資の出資制限

 米連邦準備制度理事会(FRB)は30日、銀行に自己資金で高リスクの取引を禁じる「ボルカー・ルール」の一部緩和を決定した。新興企業に投資するベンチャーキャピタルへの出資規制を撤廃する。

 ボルカー・ルールは、2008年の世界的な金融危機リーマン・ショックを契機に成立した金融規制改革法(ドッド・フランク法)の中核だが、与党共和党が主導し18年に法改正がなされた。トランプ政権は金融当局に対しルールの運用規則を見直すよう求めていた。

 米紙ウォールストリート・ジャーナルによると、現行ルールでは銀行はベンチャーキャピタルの株式を3%までしか取得できないが、この規制を撤廃する。ヘッジファンドや未公開株ファンドへの出資規制は維持する。(共同)

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