海外情勢

中国の1月新車販売、前年同月比18%減 「SARSより深刻」協会が懸念表明

 中国自動車工業協会が13日発表した1月の新車販売台数は前年同月比18.0%減の194万1千台だった。春節(旧正月)の大型連休で販売店の営業日が少ないところに、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大が重なった。19カ月連続で前年実績を下回った。

 協会は、新型肺炎の自動車産業への影響は「2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)の時より大きい」と強い懸念を表明した。

 また新型肺炎の震源地である湖北省は、全国の自動車生産量の8~9%を占めると指摘。感染者の多い広東省、浙江省も自動車産業の重要拠点だと強調し、部品メーカーも集中しているため、サプライチェーン(部品の調達・供給網)に支障が出るとの見方を示した。(共同)

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