海外情勢

GM、豪やタイから撤退 業績不振、米中に集中

 業績不振の米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は16日、販売が低迷しているオーストラリア、ニュージーランド、タイの3市場から事実上撤退する方針を表明した。主力市場の米国や中国に経営資源を集中し、業績の立て直しを急ぐ。

 オーストラリアとニュージーランドは一部事業を除き、販売や設計を取りやめる。現地で展開する「ホールデン」ブランドは2021年までに廃止する。オーストラリアでの生産からは17年に撤退していた。

 タイは、工場を中国大手の長城汽車に売却することで合意。「シボレー」ブランドの販売は20年末までにやめる。

 バーラ最高経営責任者(CEO)は声明で「堅調に利益を生み出すため、世界的な事業投資に優先順位を付ける」と説明した。(共同)

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