株価・外為

東証、2年後に3市場体制に移行 「プライム」実現性ない計画は行けない場合も

 日本取引所グループ(JPX)の清田瞭(あきら)最高経営責任者(CEO)は21日、傘下の東京証券取引所について、令和4年4月に、4市場体制から3市場体制に移行する計画を発表した。上場企業の企業価値向上を後押しするとともに、各市場のコンセプトを明確にすることで、投資家からみた市場の魅力を高める狙いがある。

 現在の「1部」に相当する「プライム」、2部とジャスダックを統合した「スタンダード」、マザーズに代わる「グロース」(いずれも仮称)の3市場に再編する。

 プライムは多くの機関投資家の投資対象となることを想定。上場するには、市場で売買される株式から算定する時価総額で100億円以上、売買代金は時価総額250億円以上が必要となる。また、投資家との建設的な対話を促すため、高い流動性も求める。

 年内に新市場区分に関する制度要綱を公表し、来年9~12月に上場企業による市場選択の手続きを実施する。現上場企業については「年単位」(清田CEO)の経過措置を設ける。

 プライムを目指す企業には、上場基準のクリアに向けた計画書の提出を求める。清田CEOは「実現性のないストーリーが描かれていればプライムに行けない場合もある」と述べた。

 東証株価指数(TOPIX)は外部の意見を聞いた上で、流動性を重視する観点から算出方法を見直す。定期的な銘柄入れ替えも検討する。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus