海外情勢

新型肺炎で企業活動は既に世界的危機 業種問わず供給網懸念

 パンデミック(世界的大流行)と宣言されるかどうかに注目が集まる新型コロナウイルスだが、企業にとっては既に世界的危機になっている。

 ウイルス拡大が旅行需要を抑える中でマスターカードは増収率予想を引き下げ、ユナイテッド航空は2020年の利益見通しを撤回した。

 新型ウイルスが旅行関連企業を直撃しているのは明らかだ。シンガポール航空は、5月末までの一段の減便を発表。香港のキャセイパシフィック航空は輸送能力を大幅に縮小している。

 しかし、影響は旅行関連にとどまらない。コロナウイルスはますます、世界的なサプライチェーン(供給網)に連なる全ての業界の懸念要素となっている。

 世界最大の消費市場であり世界の工場でもある中国での生産施設閉鎖や一部大都市の封鎖は、現代の必需品を大量生産する企業の生産、物流、販売に影響する。米プロクター&ギャンブル、ドイツのアディダス、オーストラリアのビタミンメーカー、ブラックモアズなどだ。

 パソコンメーカーの米HPも、生産と製造の遅れにより第2四半期のフリーキャッシュフローに「重大な影響」が出るとの見通しを示した。(ブルームバーグ Angus Whitley)

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