海外情勢

米大統領、入国禁止を正当化 事前説明「時間かかる」

 トランプ米大統領は12日、欧州からの入国禁止措置を巡り、欧州首脳から事前協議がなかったと不満が出ている点に関し「いくつかの主要国とは事前に話した。全てに電話すれば時間がかかる。素早く行動する必要があった」と正当化した。「欧州は関税を上げる時、われわれと協議しない」と批判した。ホワイトハウスで記者団に語った。

 トランプ氏は欧州での感染状況について「イタリアは大きな困難に直面しているし、ドイツもフランスも問題を抱えている」と憂慮を表明した。新型コロナウイルスについて「驚くべき速さで感染が拡大している」と指摘しつつも「やがて収まる」と繰り返し懸念払拭に努めた。

 また、感染者数の多い米西部ワシントン、カリフォルニア両州などを対象とした国内の移動制限措置についても「可能性がある」と述べた。(ワシントン 共同)

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