海外情勢

欧州各国、前例なき措置 コロナ感染者急増で医療崩壊阻止へ

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う感染者急増に見舞われている欧州では、各国首脳が医療崩壊を食い止めようと前例のない移動制限に乗り出している。

 先週末にはイタリアとスペインで合わせて2000人余りが新型コロナ感染で死亡。ドイツは2人を超える集まりを禁止、ジョンソン英首相は集会回避の要請を無視するのを国民がやめなければ「より厳しい措置」を講じると警告した。新型コロナの死者数が世界最悪となったイタリアは、国内でのほぼ全ての移動を禁止した。

 スペインのサンチェス首相は国家非常事態の4月11日までの延長を議会に求める。同国では過去24時間に新型コロナで400人近くが亡くなり、死者数は累計で1720人と欧州で2番目に多くなった。

 メルケル独首相は自主隔離に入っている。同首相は20日、細菌性肺炎の予防接種を受けたが、担当医師の新型コロナ感染が分かったため、自宅隔離を決めた。

 ギリシャは全国的な封鎖措置を現地時間23日午前6時(日本時間同午後1時)に発動した。開店している店舗はスーパーマーケットや薬局などに限られ、こうした店舗での買い物のための外出や職場への出勤は認められるが、身分証明書などの携帯が義務付けられる。(ブルームバーグ Arne Delfs、John Follain)

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