海外情勢

ブラックロックが代替主導 FRB、債券購入プログラムで起用

 米連邦準備制度理事会(FRB)は世界最大の資産運用会社、米ブラックロックを起用し、複数の債券購入プログラムをFRBに代わって主導させることを決めた。

 ニューヨーク連銀の24日の発表によると、ブラックロックは3種類のプログラムで投資アドバイザーとなり、資産を管理する。これにはFRBが23日発表した企業向けの2つの流動性供給プログラムと、政府支援機関(GSE)保証付き商業用不動産担保証券(CMBS)を購入するプログラムが含まれる。

 同連銀はブラックロックを選定した理由について、「発行・流通市場での関連するあらゆる種類の企業債務や社債の大量購入に関する専門知識に加え、社債市場に関する深い知識と豊富な経験、さらに堅実な運用力と技術力を考慮した」と説明した。

 今回の起用は2008年の金融危機での対応を反映している。FRBは前回の金融危機の間にも、米銀ベアー・スターンズや米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が保有していた資産の管理をブラックロックに依頼した経緯がある。

 今回の発表を受け、スイスの金融大手クレディ・スイスのアナリスト、クレイグ・ジーゲンターラー氏は24日のクライアント向けのメモで「ブラックロックの規模と運用資産の多様性を考えると、08~10年と同様にFRBを支援する企業として最適だ」と指摘した。(ブルームバーグ Annie Massa)

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