国内

首相記者会見全文(5)「全ては皆さんの行動にかかっている」

=(4)から続く

 「感染者の爆発的な増加を回避できるのか。一人でも多くの重症者を死の淵から救うことができるのか。皆さんを、そして皆さんが愛する家族を守ることができるのか、全ては皆さんの行動にかかっています。改めて、ご協力をお願いします」

 「全く先が見えない大きな不安の中でも、希望は確実に生まれています。日本中、世界中の企業、研究者の英知を結集してワクチン開発、治療薬の開発が進んでいます。新型インフルエンザの治療薬として承認を受けた、副作用なども判明しているアビガンはすでに120例を超える投与が行われ、症状改善に効果が出ているとの報告も受けています。観察研究の仕組みのもと、希望する患者のみなさんへの使用をできる限り拡大していく考えです。そのために、アビガンのリスク量を現在の3倍、200万人分まで拡大します。

国内での増産に必要な原料の生産には、各地の企業が協力を表明してくださっています」

 「自動車メーカーは、人工呼吸器の増産を手助けしてくれています。欠航が相次ぐエアラインの皆さんは、医療現場に必要なガウンの縫製を手伝いたいと申し出てくださいました。学校が再開する子供たちのために手作りマスクを届けようとしている皆さんがおられます。スーパーを生活必需品で満たすため、昼夜分かたず、今この瞬間も物流を守り続けるトラック運転手の皆さんがいます。医療現場のため、自分たちができる支援をしたいとクラウドファンディングを始めた。皆さんがいます。看護協会は、5万人を超える現在現場を離れている看護師の皆さんに、協力を呼びかけています」

 「私からもぜひお願いをしたい。この国家的な危機に当たり、ウイルスとの戦いに皆さんのお力をお借りしたいと思います。実際、看護協会の呼びかけに応じ、すでに命を救うため、命を守るため、医療現場への復帰を申し出てくださっている方々がいらっしゃいます。あらゆる分野でこの危機にできる限りのことをやろうと、全国で立ち上がってくださっている皆さんがいる。これこそが希望であります」

 「9年前、私たちは、あの東日本大震災を経験しました。たくさんの人たちがかけがえのない命を失い、傷つき、愛する人を失いました。つらく、困難な日々の中で、私たちに希望もたらしたもの、それは人と人の絆、日本中から寄せられた助け合いの心でありました」

 「今また私たちは大きな困難に直面しています。しかし私たちは、みんなで共に力を合わせれば、再び希望を持って前に進んでいくことができる、ウイルスとの闘いに打ち勝ち、この緊急事態という試練も必ずや、乗り越えることができる。そう確信してます。私からは以上であります」

=(6)に続く

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