国内

首相記者会見全文(8)「7都府県以外も『3密』に注意を」

=(7)から続く

 「そういうお願いもさせていただき、準備を整えたうえで、いわば、緊急事態宣言を出せば、そういうところはですね、感染者の皆さん軽症者あるいは無症状者の皆さんを収容していただくことができるわけであります。と同時に、混乱を起こさないようにする必要があります。国民の皆さまの理解を進めていく。最初はロックダウンになるのではないかという間違った認識が広がりました。こういう認識をしっかりとなくしていくという準備も整えながら、基本的対処方針等諮問委員会の尾身茂会長と、しっかりと心をあわせながら、昨日、ああした形で準備をせよというご判断をいただき、本日の緊急事態宣言となったわけであります」

--緊急事態宣言の対象となった7都府県以外の人々へのメッセージは

 「7都府県以外の地域について、今回、なぜ対象とならなかったのかということについては、専門的に、尾身氏から話をいただきたいと思いますが、基本的には緊急事態宣言の対象とはしていません。しかし、いつ広がるかは分からないわけでございますんで、そういう意味においては十分に『3密』については注意をしていただきたいと、こう思っています」

(尾身氏)「なぜ7都府県を選んだかということを、説明させていただければ、その回答になると思うので。実は今回、われわれ専門家のほうで政府にご提案したのは、3つの指標ですね。主な指標、それはさきほど首相からお話がありましたけども、累計の報告者数と、それから倍加時間、感染者が2倍になるのに、どのぐらい時間がかかるのかということと、それから最近、いわゆるリンクの追えない孤発例の割合がどのくらいなのかということを中心に、われわれはこの2週間くらいずっと、毎日のようにフォローしておりました」

 「そういう中で、東京と大阪は累計報告数が400を超えているということと、倍加時間も、実はヨーロッパのイタリアなんかはだいたい2とか2・5ぐらいなんですけども、東京都は3月の上旬は10とか11でしたけども、最近になってもう、5、大阪も6・6、それから孤発例が東京では68%、大阪でも5割近くがリンクが追えないということです。神奈川、埼玉、東京は、東京ほどではないですけども、生活圏、行政区としては別ですけども、生活圏としては、ほぼ同じということで、その3つ」

 「それから大阪は、今言ったようなことですけど、その近隣県としては、兵庫県が感染状況も大阪に近いし、生活圏としても一体であるということ。それから福岡ですけども、実は福岡は累積の報告数はいまだ少ないんですけども、2つの重要な特徴があります。1つは倍加時間が、さきほど言ったように2倍になるのに必要な時間が全国で最短、最も短い。昨日の時点で2・9日。もっとも短い。それから孤発例の割合も、これは全国で一番高くて、昨日の時点で72%です」

 「こういうことがあって、その他の県は、こういう7つの都府県に比べれば、まだこれから感染拡大の恐れが当然、あるわけですけども、昨日の段階では、その7都府県に比べて、まだそこまで達してない。ただし感染拡大のおそれがあるので、十分、これからも『3密』を中心に、警戒を怠れない状況だと思います」

=(9)に続く

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