海外情勢

米大統領選 バイデン氏が民主党候補に サンダース氏撤退

 サンダース米上院議員は8日、大統領選の民主党候補指名争いからの撤退を表明し、同党の候補は事実上、バイデン前副大統領に決まった。再選を目指す共和党のトランプ大統領とバイデン氏の対決となる。

 サンダース氏は序盤、指名争いをリードしたものの、2月29日のサウスカロライナ州予備選でバイデン氏に大差で敗れ、3月3日のスーパーチューズデーでその差はさらに開き、選挙人獲得数でバイデン氏を上回るのが難しくなっていた。

 サンダース氏はインターネット上でライブ配信された支持者向けの演説で、「米国に多大な影響を及ぼした前例のない草の根の選挙運動を展開するに当たっての支援に対し、深く感謝の意を表したい」と発言。「われわれは共に取り組み、米国がどのような将来像を目指すかについて国民の意識を変えた」と語った。

 ただ同氏は、民主党の政策綱領に自身の政策を反映させるため、予備選の名簿に残り、代議員の獲得は続けると説明した。

 一方、今後、若者やリベラル派の有権者の取り込みを図りたいバイデン氏はサンダース氏の支持者らに対し、同氏が掲げた気候変動対策や所得格差の是正、セーフティーネットの再構築などの問題を重視すると約束した。「あなた方を見て、声に耳を傾け、米国で行うべきことの緊急性を理解する」と述べた上で、「われわれと一緒になっていただきたい。あなた方は必要であり、大歓迎する」と呼び掛けた。

(ブルームバーグ Tyler Pager)

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