海外情勢

NY感染爆発の主因は欧州、科学者ら指摘 サンプル3分の2起源

 米ニューヨーク市で新型コロナウイルス感染症が爆発的に広がった主な原因は欧州からの感染者の流入だと、ゲノム科学者らが指摘した。ニューヨーク大学(NYU)ランゴーン・ヘルスの研究者は、ニューヨーク地域の病院に先月入院していた新型コロナに感染していると診断された患者75人からサンプルを取り出し、ウイルスの遺伝子配列を解析した。

 サンプルのうち約3分の2は欧州を起源とするタイプだったとみられると、ランゴーン・ヘルスのゲノム・テクノロジー・センターでディレクターのアドリアナ・ヘグイ氏が指摘した。調査によると、新型コロナは英国のほかフランスやオーストリア、オランダなど一部の欧州諸国からニューヨークに持ち込まれたとみられる。

 ヘグイ氏のチームが調査した最初の患者の1人はロングアイランド在住で渡航歴はなかったが、3月上旬に採取したサンプルからは、ウイルスゲノムに英イングランドで流行しているタイプと相関関係がみられたという。この患者は英国からウイルスを持ち込んだ感染者と接触があったことが示唆された。

 トランプ政権は中国からの渡航を制限したが、今回の調査結果からは制限発動後も欧州経由で新型コロナがニューヨーク市に流入したことが示された。(ブルームバーグ Robert Langreth)

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