海外情勢

豪航空会社が経営破綻 新型コロナ影響、アジア初

 オーストラリアの航空大手ヴァージン・オーストラリア・ホールディングスは21日、任意管理手続き(日本の民事再生法に相当)に入ったと発表した。新型コロナウイルスの流行で収益が急減し、アジアの航空会社で初めて経営破綻した。

 同社はすでに従業員約1万人のうち8割を一時帰休させており、日常生活の維持に不可欠な「エッセンシャルワーカー」や貨物、オーストラリア国民の本国送還のため一部の便を引き続き運航することも明らかにした。負債は2019年末時点で50億豪ドル(約3400億円)。同社は危機を乗り切るため、株式に転換可能な14億豪ドルの政府融資を求めていたが、豪政府は同社株主に介入と救済を求めた。

 航空業界では同社に先立ち英フライビーが先月、新型コロナ感染拡大の影響で経営破綻する初のケースとなった。一方、多くの航空会社が経営危機に陥っている米国では20日、財務省が給与支払い支援の第1弾として、旅客航空会社に計29億ドル(約3100億円)を支給した。

 同省は、第1弾の支給先には主要航空会社2社とより小規模な旅客航空会社54社が含まれると説明。受け取った企業名は明らかにしなかったが、アメリカン航空グループ、デルタ航空、サウスウエスト航空、ユナイテッド・エアラインズ・ホールディングスを含む6社が連邦政府と支援で合意したとしている。(ブルームバーグ Saleha Mohsin、Angus Whitley)

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