株価・外為

東証反発、291円上昇 原油相場安定に期待

 23日の東京株式市場で日経平均株価(225種)は4営業日ぶりに反発した。終値は前日比291円49銭高の1万9429円44銭。新型コロナウイルスの感染拡大で急落していた米原油先物相場が持ち直し、安定に向かうことへの期待を背景に、買い注文が先行した。

 東証株価指数(TOPIX)は19・08ポイント高の1425・98。出来高は約11億7200万株。

 米国では原油在庫が積み上がり、先物相場は週初から米国産標準油種(WTI)がマイナスとなる異常事態に陥っていた。だが22日は価格が上昇し、投資家の過度な不安心理がいったん後退した。22日の欧米株が上昇し、積極姿勢が23日の東京市場にも波及した。

 原油高は、イランの艦艇が海上で米国の船に嫌がらせをしたら撃沈するとトランプ米大統領がツイッターで警告したことが要因の一つとなった。

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