海外情勢

米経済再開「8月末までに」 財務長官見通し、市場3日ぶり反発

 ムニューシン米財務長官は22日、FOXビジネス・ネットワークで米経済のほとんどが8月末までに活動を再開できるようになるとの見通しを示した。同日の米株式相場は経済再開への楽観を背景に大幅反発した。

 米国内経済の大部分は新型コロナウイルスの感染を封じ込めるためのソーシャルディスタンシング(社会的距離の維持)で、事実上の活動停止に追い込まれている。

 財務長官は「現在は米経済の一部を再開させようという状況にあり、夏が終わりに近づく頃までには経済の全部ではなくても、ほとんどで活動を再開させられることを心待ちにしている」と語った。

 21日夜に議会上院を通過した4840億ドル(約52兆1400億円)規模の包括的救済法案は、23日に下院で可決される見通しとなっている。4週間ほど前に成立した2兆2000億ドル規模の救済法に加えて、経済を支援する。

 中小企業が利用を申請できる政府支援金は、最終的に6000億ドルを超えることになる。財務長官は「これで足りることを願う」と述べた。

 一方、トランプ米大統領は22日、新型コロナ対策の一環として、米国人の雇用を守る目的で、移民の受け入れを60日間停止する大統領令に署名した。

 米国で新型コロナの感染拡大が最も深刻なニューヨーク州では22日、感染による一日当たり死者数が474人と、今月初め以来最少となった。同州のクオモ知事は、ニューヨーク市への通勤圏を含むニュージャージー州およびコネティカット州と協調して地域レベルで接触者追跡を行う計画を明らかにした。(ブルームバーグ Saleha Mohsin、Vildana Hajric)

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