海外情勢

欧州中央銀行が銀行業界に圧力 配当・ボーナス抑制に法的措置辞せず

 欧州中央銀行(ECB)は新型コロナウイルス危機を踏まえ、銀行業界に対して配当とボーナス(賞与)の支払いを抑制するよう圧力を強めている。銀行の足並みがそろわなければ、法的拘束力のある措置の導入も辞さない構えだ。

 ECB銀行監督委員会のエンリア委員長は26日までにブルームバーグ・テレビに、配当支払いを少なくとも10月まで先送りするとのECBの求めに全ての銀行が従うとECBは見込んでいると述べ、特定の銀行名は挙げずに対応の遅い金融機関を牽制(けんせい)した。

 同委員長は「経済を支える融資に有用となり得る資本を全て保全するという強いコミットメントを銀行に植え付けたい。銀行が求めに応じないと決めるのであれば、われわれとしてはそれ以外の措置を講じるかどうかを決めることになる。必要であれば法的拘束力のある措置を取ることもできる」と話した。

 また、原資の規模を踏まえると配当支払いより重要性は低いとしながらも、銀行側に従業員向けボーナスを抑えるよう求め、「銀行と株主、マネジャー、主要なリスクテーカーも、われわれが今どのような状況にあるのかという再検証に加わるべきだ」と語った。(ブルームバーグ Nicholas Comfort)

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