国内

菅氏、中国の国家安全法制度採択と香港情勢「深く憂慮」

 菅義偉官房長官は28日の記者会見で、中国の全国人民代表大会(全人代)が香港で共産党政権に批判的な言動を取り締まる「国家安全法制度」を採択したことに関し「国際社会や香港市民が強く懸念する中で(採択が)なされたことや、それに関連する香港情勢を深く憂慮している」と述べた。

 菅氏は「香港はわが国にとって緊密な経済関係と人的交流を有する極めて重要なパートナーだ。一国二制度のもと、従来の自由で開かれた体制が維持され、民主的、安定的に発展していくことが重要だ」との認識を重ねて強調。その上で「引き続き状況を注視するとともに関係国と連携しつつ、適切に対応していく」と語った。

 習近平国家主席の国賓来日に関しては「関連の状況全体を見ながら、日中間で意思疎通を続けていきたい」と述べた。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus