国内

コロナで中南米1370万人が食料不足に WFP予測

 世界食糧計画(WFP)は28日までに、新型コロナウイルス流行により中南米カリブ地域で、今年中に約1370万人の社会的弱者が深刻な食料不足に陥る可能性があるとする予測を発表した。WFPは地域の貧しい人たちや非正規労働者への食料支援が急務だと呼び掛けている。

 2019年にはWFPが活動する地域の11カ国で約340万人が食料不足に直面していたが、今年は新たに1千万人以上が貧困と飢餓に追いやられる可能性があると指摘。この中には新型コロナ流行前から深刻な経済危機に陥っているベネズエラは含まれていない。

 国連中南米カリブ経済委員会(ECLAC)は、地域のことしの経済成長を平均マイナス5・3%と予測。WFPは移民や非正規労働者らへの社会保障制度適用を各国に促すとともに、国際社会の支援も呼び掛けた。(共同)

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