海外情勢

ズームに特需、売上高2.7倍 ビデオ会議の顧客急増

 ビデオ会議サービス「Zoom(ズーム)」を運営する米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズが2日発表した2~4月期(第1四半期)の売上高は予想を大きく上回った。新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出制限を受け、有料顧客が増加した。同社は2021年1月通期(20年2月~21年1月)の売上高見通しを約2倍に引き上げた。

 発表資料によれば、2~4月期の売上高は前年同期比2.7倍の3億2820万ドル(約357億円)。ブルームバーグがまとめたアナリストの予想平均は2億300万ドルだった。一部項目を除いた1株利益は20セントと、アナリスト予想平均の9セントを上回った。

 ズームは通期売上高を最大18億ドルと予測。3月上旬時点では最大9億1500万ドルを見込んでいた。アナリスト予想は9億3080万ドル。

 同社のサービスをめぐっては、利用増加に伴いセキュリティーやプライバシー面の問題が指摘され、安全対策の強化を余儀なくされた。一方で、2~4月期の従業員11人以上の顧客数は約26万5400件と、前年の4倍以上に増加している。

 ズームは22年までに音声やビデオセグメントなどの市場機会が430億ドルを上回る規模になると見込み、これを好機と捉え採用を強化していると説明した。

 2日の米株式市場でズーム株は208.08ドルと、上場来高値を更新して引けた。今年に入り株価は3倍余りに上昇している。(ブルームバーグ Nico Grant)

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