海外情勢

トランプ氏は米憲法「逸脱」 パウエル元国務長官、バイデン氏に投票

 米共和党のブッシュ(子)政権時代に国務長官を務めたコリン・パウエル氏は7日、トランプ大統領への懸念を表明し、11月の選挙で民主党候補指名が確定したジョー・バイデン氏に投票すると述べた。

 パウエル氏はトランプ大統領が先週、黒人暴行死事件への抗議デモの鎮圧に軍動員も辞さない構えを示したことについて、大統領が米憲法から「離れた」ことを示していると指摘。CNNの番組でパウエル氏はバイデン氏が「民主党候補に確定したため、私は彼に投票する」と明言した。国務長官に就任前には統合参謀本部議長なども歴任したパウエル氏は、共和党内で最も著名な黒人の一人とされる。

 トランプ氏批判の声は現旧議員らからも上がっており、ロムニー上院議員(共和、ユタ州)は11月の選挙で自身の妻の名前を記入すると示唆。故マケイン共和党上院議員の妻、シンディ・マケインさんはバイデン氏に投票する公算が大きいと米紙ニューヨーク・タイムズは伝えた。ブッシュ元大統領と弟のジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事らもバイデン氏に投票する可能性がある。

 一方のトランプ大統領はツイッターで、パウエル氏を「真の堅物だ」と述べ、2001年9月11日の米中枢同時テロ後に米国を中東での戦争に巻き込んだ責任があると反論した。(ブルームバーグ Yueqi Yang)

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